Japanese and Chinese Multinational Music Unit
2019年3月23日より活動開始
日中友好異文化交流と多国的要素での作品昇華。
中国出身在住 miriの華やかで繊細な日本語歌唱が織りなす、狂おしいまでに切ないロマンチシズム。
日本出身・在住のCは楽曲・映像・デザインの総てを手掛け、愛しくも切ない世界を表現している。
活动于2019年3月23日开始
中日友好异文化交流与跨国元素碰撞中的作品升华。
中国出身并居住在中国的miri华丽而细腻的日语演唱,疯狂而悲伤的浪漫主义。
日本出身及在住的I.K.兼顾曲作、视频、整体设计等,致力于展现世间的爱与哀。
Started activities on March 23, 2019 for the purpose of friendship between Japan and China.
The gorgeous and delicate Japanese vocals of miri, living in China, Crazy about Insanely painful and sad ROMANTICISM.
Born and living in Japan, I.K. handles all of the music, video, and design, and expresses the world of Emotional and love.
Member
miri
Vocal / Visual
in China
Birth 1.17
I.K.
Guitar / Compose / Lyrics / Design&VideoProduction
in Japan
Birth 1.28
Liner Notes
Aoki「オタクとメタルと私」
HALCANAMIRAIは、イメージしていた音とは随分異なるものだった。公式サイトからは、もっとソフトでガーリーな空気が伝わっていたのに、やはり胡桃坂庵の音だった。ただ、これまでの彼の音より繊細にアレンジされていて、miriの儚げなヴォーカルを支えようという意図が感じられた。胡桃坂 庵(以下I.K.)はこれまでも女性ヴォーカルを起用していたが、miriほど可憐なタイプはいなかったのではないかと思う。
I.K.の音楽は、ヴィジュアル系(以下V系)とカテゴライズされるものだが、世の漆黒から現在のTokyo.MeltiMeltに至る間に、メタリックな色合いを強めていた。それはV系メタルという称される程だったが、そうした変化を経ながらも、V系の持つ線の細さが芯に残っていた為に、どのようなヴォーカルでも起用可能だったのだと思う。甘く、時折囁くように歌うmiriの声が、I.K.の音にフィットしているのは、それが理由だろう。
またV系メタルとはいえ、HALCANAMIRAIの路線に合うように自然な変化がみられる。性急なリフは相変わらずなのだが、AメロからBメロ、サビに至る間の繋ぎに、フックのあるフレーズを挟むことで、より丁寧な場面展開を盛り込み、テンポが上がるパートでも聴き手に圧迫感を抱かせない。
最初に発表された“Polaris Garnet”は、意表を突いてアコースティック・ギターとベースで走り出す。I.K.の経歴からは予想し難い音だが、miriの声を生かす為なら自然なアレンジではある。
ただ、エレキ・ギターが全く聞こえないわけではないし、代わりにリフを弾くベースは強靭だ。そして、徐々にI.K.の曲であることが明確になっていく。ギター・ソロやエンディングまでアコースティック・ギターで軽快に駆け抜けていくが、常の音と変えていけばいくほど、普段の彼の性急さが逆に強調されていて、その特徴が強く感じられる曲となっている。
次に発表された“Secret Garden”は、“Polaris Garnet”で試みられたソフトなアレンジから一転して、最初からエレキ・ギターが突っ走っている。そうなると、せっかくのmiriの声が引っ込んでしまうのではないかと思っていたが、全くそんなことはなかった。多少サウンドがハードになった程度では、彼女の声は埋もれなかったのである。第一印象で感じられる線の細さは表面的なもので、実際にはなかなかに芯のある声だった。
所々のブレイクで、ヴォーカルを目立たせる配慮もされているが、それがいいフックにもなっていて、単調に走るだけになっていないのは、いつものことながら驚かされる。
最後に、マスタリング前という“Starlights Berry”は、日本の80年代アイドルかと思うほど甘い歌い出しで倒れそうになる。いい意味で、完全にリスナーを裏切っている。事前に教えられていなければ、I.K.の曲だとはわからなかったかもしれない。比較的ストレートな曲だが、Bメロからサビに入る展開に捻りが効いていて、またそれが1stコーラスと2ndコーラスで変わっていたりするのを聴けば、彼の曲であることがわかってくる。
それにしても、日本人であればこういった甘い歌い回しに慣れているが、中国人にはどのように聞こえるのか、歌っているmiri本人に感想を聞いてみたいものだ。
miriとI.K.によるHALCANAMIRAIは、不思議なコラボレーションである。女性が歌うV系と、無理矢理カテゴライズすることはできるだろうが、それだけには留まらない音である。今はまだ3曲だが、今後の発表される楽曲やライヴで、それは証明されていくだろう。
HALCANAMIRAI的音乐与她带给大家的印象有很大的不同。从官方网站上可以感受到一种更为柔和少女的气氛,然而本质上还是胡桃坂庵的音乐风格占主导地位。但是,与以往的音乐风格相比,对其进行了更为细腻的改编,来有意识地配合主唱miri梦幻般的嗓音。胡桃坂庵(以下简称I.K.)虽然曾经也合作过一些女性主唱,但像miri那样可爱的类型应该是头一回。
胡桃坂庵的音乐虽然被分类为视觉系(以下简称V系),但从“世の漆黒-トキノシッコク-”到现在的“Tokyo.MeltiMelt”期间,增添了些许重金属元素。经过那样的转变,虽然已经到了可以称其为V系金属的程度,却仍保有着V系纤细的核心,因此无论怎样的主唱风格都可以驾驭。miri甜美细腻时而轻声细语的歌声,与I.K.的音乐也能够做到非常契合,也是归功于此了吧。
另外,虽说是V系金属,为了配合HALCANAMIRAI的路线也作出了更为自然的转变。急促的连复段(Riff)虽是一如既往,但在A段到B段与副歌之间,加入一些有卖点的乐段,展现更为细腻的场景,这样即便是在节奏加快的部分,也不会让听众产生压迫感。
最早发布的“Polaris Garnet”中,大胆的使用了原声吉他和贝斯作为前奏。这样的编曲从I.K.一贯的经历来说是一次难以想象的转变,然而为了充分发挥miri的声线特色,却也能显得十分自然。
虽说如此,也并不意味着完全没有电吉他的声音,连复段(Riff)中用贝司弹奏代替会显得生硬。I.K.用一把原声吉他从吉他独奏到结尾段,一路轻快的演奏下来。改编的越多,曲风越是轻快,反而越是能强调他平时的性急,让“Polaris Garnet”成为一首具有鲜明特征的曲子。
下一首发布的“Secret Garden”,一转“Polaris Garnet”中尝试过的柔和曲风,从前奏开始就由电吉他作为主导切入。虽然有过那样的话miri的声音会不会被掩盖的担忧,但是事实并非如此。虽然声音多少变得有点生硬,但主唱的声音并没有被埋没。这要归功于miri,虽然第一印象听起来是纤细的声线,实际上却是外柔内刚,充满了韧性。
为了让主唱人声更有亮点,曲中使用了诸多间奏。令人惊讶的是,这并没有变成单调的重复,反而成为了本曲的亮点。
最后的“Startlights Berry”是一首能让人联想到日本80年代偶像甜美的歌声而兴奋不已的歌曲。正因为如此,这完全背叛了听众的经验。如果事先没有告诉大家的话,也许就不会知道是I.K.的曲子了。虽然是比较直白的曲子,但是从B段到副歌的展开间字斟句酌,在听了1st合唱和2nd合唱的变化后,就会知道是他的曲子了。
话虽如此,日本人已经习惯了这种甜言蜜语的唱法,但是中国人听后会有什么样的想法呢?这就要问问唱歌的miri本人的感想了。
miri和I.K.组成的HALCANAMIRAI,是一个新奇的组合。能否将女性唱见与V系成功融合,这看似强行组在一起的组合是否能取得更高的成就呢。在今后发表的乐曲及音乐现场中拭目以待吧。